Aqoursは人にやさしいというお話

先日3rdライブ福岡公演の前にとある映像を観て、これはやはり書いておこうと思ったので書いていきます。


僕はAqoursというグループはとにかく人にやさしい存在であると思っています。同じことを思っている人は沢山いるでしょう。


会場の騒がしさが収まらない時。

去年のスクフェス感謝祭、閉会式あたりで話題になっていました。

公共の場所なのだから静かにしろ、と怒り心頭になるのは簡単なことです。実際迷惑なのですから。強い口調で「静かにして」とメンバーの誰かが言えばすぐに収まるでしょう。怒るだけなら誰だってできる。

しかし彼女たちはそれをしませんでした。指をそっと口に当て「しーっ」と。

しばらくして会場は静かになりました。


ラクーアでのスタンプ会で2年生の3人が登場した時、オーディエンスは湧きました。そもそもライブ以外で浦の星の制服を着て登場するという機会自体が貴重なものなので当然のことです。

いつまでたっても湧き続けるもので段取りが進まないので、渡辺曜役の斉藤朱夏さんは人差し指をロウソクに見立て、フッと吹き消してすぐにいつもの笑顔をしてました。

程なくして会場は静かになりました。

正直すげー、と思いました。


何故Aqoursはこんなにも人にやさしいのだろうか?

やさしくしてもひたすらに甘え、つけあがりが起こるだけなのではないか?


実際そういう面はあるのでしょう。

しかし彼女たちは嫌だとかやめてとか、そういう否定をしません。誰かの無茶な夢を聞いて「どうせ無理」と言うことをしません。ひたすらに頑張ろうよ、一緒に輝こう、歌おうと言い続けます。では何故?


それは、彼女たちが人にやさしくするということこそが、自身の夢を叶える一番の近道であるからということに他ならないから。


ということに先日気づかされました。


困っている人を見つけて助けると人から必要とされます。Aqoursのことをもっと知ってもらって助かってほしい。実際助かった、救われた。夢が実現した、あるいは実現に向けて一歩を踏み出すことができた。SCHOOL OF LOCK!の掲示板にはそんな生の声が沢山寄せられていました。

その連鎖がAqoursを人から必要とされる存在にするのです。


Aqoursは世にたくさんある苦しみとか、悲しみの理解者として存在しています。悲しみとか苦しみには必ずその原因となる問題があります。

その問題を解決までいかなくても(最終的には自分で解決しないといけない)、その手助けとなる存在が必要とされているし、それこそがラブライブ!サンシャイン!!に見出された商機なのだと思います。


先日観た映像というのは植松電機という会社の人の講演でした。

ラブライブ!サンシャイン!!、そしてAqoursの思想とかキーワードがその講演で話されていることとあまりにも合致していました。

結果的に同じところに辿り着いたのか、そもそも参考にされていたのかは分かりませんが、その人が次第に高海千歌ちゃんに見えてきました。


その講演中に「だったら、こうしてみたら?」という台詞が出てきます。

めっちゃ渡辺曜ちゃんが言いそうじゃないですか?こうしたらいいんじゃない?って。あの笑顔で。

だから僕は渡辺曜ちゃんが好きなんだなあとも自覚できました。自分の中のラブライブ!サンシャイン!!の構成要素の一つです。


Aqoursはあと2年かそこらで現実のユニットとしては活動を終えるだろうと思っています。それまでに自分の中のラブライブ!サンシャイン!!が確立できたのなら、活動が終わろうが一生モノです。


気になった方は色々調べてみてください。

以上、Aqoursは優しいというお話でした。