ときめき、沼津の海

今日の「Aqours浦の星女学院RADIO!!!」で、「ときめき」についての話題が出ましたね。

そういや最近全然ときめいてない気がする。

 

ではちょっと前に遡ってみるとどうだろう?

……あった。

 

「沼津の海との出会い」

 

今めっちゃ海に還りたいので書きます。

日本海側出身の人、とりわけ海にアクセスしやすいところ出身の人って、何処か心の中に北風吹き荒ぶ黒い岩場の海を持ってるんです。

普段いくら明るく振る舞っていても、そうに違いないと思っています。上田麗奈さんがそうでした。

 

今まで見てきた海がそのまま心の原風景となっているから、海といえばそういうものだ、とずっと思ってたんですけど。

 

それだけではない、光満ちた静かな海だってこの日本にあるのだ、

と教えてくれたのが沼津の海でした。

 

何度も訪れているとつい忘れがちになってしまうんだけれど。

沼津駅で降りて、8番乗り場からバスに乗って、御成橋を渡って、御用邸を通り過ぎて、静浦・獅子浜を越えたあたりから海が、ホテルオハラが見えて…

35分ほどのバス旅を終えて、三津で降り立った時に全身で感じられる潮の香り、海風に誘われて辿り着く海岸、山と太陽。

 

その時全身で感じたのは間違いなく、

「ときめき」でした。

 

誰しも、初めて沼津内浦を訪れた時に、

それは海であり食であり、あるいは人なのかもしれませんが……

きっと言葉では言い表せない「ときめき」みたいなものを感じているはずです。

 

こんなに澄んでいて、静かに佇む海が広がり、太陽が輝いている。

純粋に、こんな場所があるんだ!って感嘆していました。

心の中に、もう一つの海が産まれた瞬間でした。

 

………………いいところだなあ。

 

殺伐とした世の中でも、そう感じられる心を忘れないでいたい、と思う1日の締めでした。

 

 

はじまったときの

ときめきずっとだいじにね

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。また気が向いたら書きます。

Aqoursは人にやさしいというお話

先日3rdライブ福岡公演の前にとある映像を観て、これはやはり書いておこうと思ったので書いていきます。


僕はAqoursというグループはとにかく人にやさしい存在であると思っています。同じことを思っている人は沢山いるでしょう。


会場の騒がしさが収まらない時。

去年のスクフェス感謝祭、閉会式あたりで話題になっていました。

公共の場所なのだから静かにしろ、と怒り心頭になるのは簡単なことです。実際迷惑なのですから。強い口調で「静かにして」とメンバーの誰かが言えばすぐに収まるでしょう。怒るだけなら誰だってできる。

しかし彼女たちはそれをしませんでした。指をそっと口に当て「しーっ」と。

しばらくして会場は静かになりました。


ラクーアでのスタンプ会で2年生の3人が登場した時、オーディエンスは湧きました。そもそもライブ以外で浦の星の制服を着て登場するという機会自体が貴重なものなので当然のことです。

いつまでたっても湧き続けるもので段取りが進まないので、渡辺曜役の斉藤朱夏さんは人差し指をロウソクに見立て、フッと吹き消してすぐにいつもの笑顔をしてました。

程なくして会場は静かになりました。

正直すげー、と思いました。


何故Aqoursはこんなにも人にやさしいのだろうか?

やさしくしてもひたすらに甘え、つけあがりが起こるだけなのではないか?


実際そういう面はあるのでしょう。

しかし彼女たちは嫌だとかやめてとか、そういう否定をしません。誰かの無茶な夢を聞いて「どうせ無理」と言うことをしません。ひたすらに頑張ろうよ、一緒に輝こう、歌おうと言い続けます。では何故?


それは、彼女たちが人にやさしくするということこそが、自身の夢を叶える一番の近道であるからということに他ならないから。


ということに先日気づかされました。


困っている人を見つけて助けると人から必要とされます。Aqoursのことをもっと知ってもらって助かってほしい。実際助かった、救われた。夢が実現した、あるいは実現に向けて一歩を踏み出すことができた。SCHOOL OF LOCK!の掲示板にはそんな生の声が沢山寄せられていました。

その連鎖がAqoursを人から必要とされる存在にするのです。


Aqoursは世にたくさんある苦しみとか、悲しみの理解者として存在しています。悲しみとか苦しみには必ずその原因となる問題があります。

その問題を解決までいかなくても(最終的には自分で解決しないといけない)、その手助けとなる存在が必要とされているし、それこそがラブライブ!サンシャイン!!に見出された商機なのだと思います。


先日観た映像というのは植松電機という会社の人の講演でした。

ラブライブ!サンシャイン!!、そしてAqoursの思想とかキーワードがその講演で話されていることとあまりにも合致していました。

結果的に同じところに辿り着いたのか、そもそも参考にされていたのかは分かりませんが、その人が次第に高海千歌ちゃんに見えてきました。


その講演中に「だったら、こうしてみたら?」という台詞が出てきます。

めっちゃ渡辺曜ちゃんが言いそうじゃないですか?こうしたらいいんじゃない?って。あの笑顔で。

だから僕は渡辺曜ちゃんが好きなんだなあとも自覚できました。自分の中のラブライブ!サンシャイン!!の構成要素の一つです。


Aqoursはあと2年かそこらで現実のユニットとしては活動を終えるだろうと思っています。それまでに自分の中のラブライブ!サンシャイン!!が確立できたのなら、活動が終わろうが一生モノです。


気になった方は色々調べてみてください。

以上、Aqoursは優しいというお話でした。

μ's Final LoveLive! 〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜から2年

一つのスクールアイドルが伝説となった、μ's Final LoveLive! 〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜から2年が経つ。


何となく当時の記憶を思い返してみるいい機会なので、正直なことを書いていく。

当時は気が気じゃなかった。2016年4月1日。μ'sとしての活動が今日で一区切りついてしまう。
なんとなくフェードアウトするのてはなくしっかりと区切りをつけられる嬉しさとか、もう二度とμ'sとしてのパフォーマンスを眺めることはできないだろうからこれが最後の機会だからしっかりと目に焼き付けておこうとか、でもやっぱり離れたくないという悲しさとか、色々あったけれど、一番は怖いという感情だった。怖かった。

同時に悔しかった。
前日物販に仕事終わりに駆けつけて、μ's一色に染まった東京ドームを眺めながら、楽しみだしどんなことがあっても今を最高にしようって思っていたけど。

4月1日公演、1曲目の「僕らのLIVE 君とのLIFE」、2曲目の「僕らは今のなかで」が終わった後のMC。
去年、1度だけその日の映像を全て見返す機会があった。一人で向き合おうとするのはとても無理だと思っていたから、せっかくお誘い頂いたし向き合おうと決めた。

未だにその日の映像を観ることができない、という人が周りに何人もいる。
当時の何があったかは言うまでもないことだけれど、銀河一南ことりちゃんへの愛が深い人がステージ上で、その人の思い描く南ことりちゃんを思う通りに演じることができないかもしれない。
そんな光景を目の当たりにして、正常心で居られるわけもなかった。

終演後、μ'sic Foreverの波が全世界に広がってゆく中、降りしきる雨の中で安堵と無力感に溢れていた。
やり遂げた、やりきってくれた、という安堵。
応援という行為って本当に肝心な時に何にも意味をなさないじゃん、見ていることしか出来ないじゃん、いくら頑張れとか言ったって状況なんて変わらないじゃん、そんな時応援って何の力も持たないんじゃないか、という無力感。
自分のことですらないのに、南ことりちゃんに申し訳が立たないことへの辛さ。

Final LoveLive!についてよいことを話すことはできる。自分の中の見方を変えれば、劇場版がラブライブ!の集大成であったように、プロジェクトラブライブ!の集大成としてこれほどふさわしい公演はないから。
でも嘘はつけない。見ててひたすらに辛かった。

それから4ヶ月間くらい、内田彩さんが武道館公演をやる、となった時ですら後ろ向きだった。今の状態でやるのは無理なのではと。
結果無理をしていた訳だけれど。

でもその後ろ向きになっていた気持ちを、真っ向から変えてくれたのがAqoursだったりする(これについてはまたいつか改めて書きたい)。
「だって離れたりできるはずないんだよ 思い出だけじゃないからね」
という歌詞の意味を、現在進行形で思い知らされている。
本当に畑亜貴さんには頭が上がらない。

取り留めのない文章だけど、
これがあの時の気持ちと、今の気持ちです。

ラブライブ!サンシャイン!! 2期 第8話、9話の感想

Aqoursのみんながあの!!HAKODATEの街を歩いている!!

その事実だけで2017年トップクラスの嬉しい気持ちになりました。

 

2期7話をリアルタイムで観ていて、やっぱり統廃合が決まっちゃうんじゃないかなあ、いやでもあと数人だよ?全員が呼びかければ100人行くじゃん!!おーーい!!と心の天秤が揺れる中、出願人数が100人に達することはなく。

2ndツアーのライブを目の当たりにしてから心の片隅で想像(妄想)していた、夕焼け、Aqours、内浦の海がワンセットになった「空も心も晴れるから」が一気に襲い掛かってきて無理になってしまったのもつかの間、予告に踊る「HAKODATE」の文字・・・

 

あのHAKODATEに?Aqoursが??

 

そうか、Saint Snowの二人に逢いに行くんだね・・・と一瞬冷静にはなったんですが、ここ数週(特に、統廃合が決まってから)ラブライブ!サンシャイン!!を視聴しながらずっとハイテンションだったので、元道民のじもあい視点多めで思うままに書きなぐりたいと思います。

 

❄あの場所が、この場所が・・・


自分がかつて訪れたことのある場所にAqoursのみんなが立って、動いている。

これだけでもう言葉にできないくらいの感慨深さがありました。

でも言葉にします。

 

十数年前、ふと訪れた公会堂でルビィちゃんと理亞ちゃんが「克己創造」を体現していた。

 

海を眺めながらゆっくりと下った八幡坂のふもとでAqoursのみんなが踊っていた。

 

同じく十数年前、自分で選んでもいないのに泊まったホテルにAqoursのみんなが泊まっていた。

 

七年前、散々遅れたバスで猛吹雪の中降り立って、必死にフェリーの運行情報を電話で聞きながらタクシーに駆け込んだ函館駅前にAqoursのみんなが立っていた。

 

五年前、松前に行ったついでに寄ったラッキーピエロAqoursのみんなが・・・

 

挙げればまだまだあるのですが。

どれもめっちゃ嬉しい!!!!

 

当時はもちろん何も考えずに行動していました。今年、五稜郭で無限かってくらい広がる桜並木を眺めていた時ですらそうでした。


ただの観光目的であって、沼津に足繁く通うこととは意味合いが全く違っていました。それ以上の意味は無いと思っていました。


でも、あの時訪れたことにも意味があったんだ、と今強く思っています。

Aqoursがもたらしてくれた福音、という感じがしてしまいます。

しかもてくてくAqours in 函館なんてとんでもない企画もあるとか。

今から楽しみでなりません。


8話には一瞬ですが教会が映るカットがありました。そこまで大きく話題になっていませんがこの教会は「聖ヨハネ教会」という名前です。

1874年からこの場所にあります。十字架の形をした建物の中に入ると、オルガンの生演奏が聞こえました。素敵な場所でした。

ぜひ訪れてみてほしいです。

 

❄黒澤姉妹、鹿角姉妹

函館での物語のキーパーソン。もちろん全員なんですが、特に黒澤姉妹と鹿角姉妹。そしてルビィちゃんと理亞ちゃんの成長です。やっぱりルビィちゃんは黒澤家の娘だった。血は争えない。


パソコンの画面上からでは分からない、Aqoursが他のスクールアイドルに波及させたあれこれを肌で感じた上で自分たちの「やりたいこと」を自分たちだけでやること。


1期4話で、「花丸ちゃんと一緒にスクールアイドルやりたいって、ずっと思ってた!」と告白した時からルビィちゃんには実はぶっとい芯があるとずっと思ってた。


でもそれは単に可愛い衣装を作ったり着たり踊ったりする、ことを真の目的としていなかった。


その芯の核となる考えが、黒澤家の女としてふさわしい立ち振る舞いを、とか堅苦しい崇高な目的じゃなくて「お姉ちゃんと○○したい!」で構成されてたのが最高なんですよ。


かつて導き手となった1年生2人が号泣するほどに勇気をみせたルビィちゃん。それもお姉ちゃんを感じるため。あああー。


鹿角姉妹だってそうです。極論を言えば姉さまのあらゆる姉さまを感じられればスクールアイドルではなくても良くて、たまたまそれがスクールアイドルだったというだけのこと。姉さまがいなければスクールアイドルをやる意味なんて微塵もない!


千歌ちゃんが「ラブライブなんてどうでもいいと思ってる」って言い放った時と同じ気持ちです。次はもしかしたら果南ちゃんの番じゃないですか?このグループ怪獣しかいないのでは。


なんなん!!感情!!!


他の一年生組も。廃校を阻止するためという一つの目的に向かって動くAqoursはチームとして強かったけど、その目的もなくなって、いざ解き放たれたらルビィちゃんもおねいちゃあ大好き怪獣だったし、花丸ちゃんはもう言いたい放題食い放題太り放題だし、善子ちゃんは勝手に人のLINE名を変えるし楽しすぎる。


楽しすぎるし、すごい。


しっかり函館の地理を活かしてる!!と思ったのが西波止場のシーンです。

もちろん作画が美麗すぎる、本当にこの姉妹は揃って美人だし顔が良いよね・・・という感想もあります。


函館山を見上げてるんですよね、黒澤姉妹。


函館の景色と聞いて、大多数の人が思い浮かべるのが、函館山からの「100万ドルの夜景」か「金森赤レンガ倉庫」だと思います。あるいは海の見える町ですから、海。


函館山の標高は334m。元気があればロープウェイを使わなくても十分登れる高さです。正直言って見上げてすごい!と思う山ではありません。


正直ビジュアルとしては富士山のほうがよっぽど凄い。


五稜郭は五芒星の形をしているんだって!と言われて、え、当たり前でしょ?と思うくらい当たり前にそこにあります。

 

でもそれが、もしAqoursが乗り越えるべき山の象徴、登り立つべき山の頂上だとしたら、途端に意味を持つようになってくる。


廃校を阻止するために活動していた時と今回では、海と山の役割が入れ替わっている。


今までのAqoursの前には無限の大海が広がっていた。どこにだって進めた。

今のAqoursには、登頂するべき山がはっきり見えている。ラブライブ!でぶっちぎりで優勝すること。

だからこそ、何の変哲もない函館山を見上げるカットでも成立してしまうんです。しゅごい…

 

八幡坂から海を眺めると、青函連絡船摩周丸が目に入ります。おおよそ30年近く同じ場所にあるし、私にとっては函館の海って「過去」を感じる光景なんですよね。


石川さゆり津軽海峡冬景色」で歌われている「北へ向かう人」が初めて北海道の大地を踏みしめる場所が函館駅でした。


青函トンネルができた今はそうではなくなってしまいました。


そんな場所に2017年の今、Aqoursのみんなが降り立ったとき、ここまでAqours WAVEが到達したのすごい!未来ずら!と素直に思いました。

別に生まれてこのかた函館で育って・・・って訳でもないのに、です。

何かが始まる、という予感がしました。


そして発表されたユニットライブ。

正直前代未聞です。本当にこんな試み聞いたことがないです。奇跡では?

何度でも言う、まさにAqours WAVE。

函館アリーナでライブをやる!と言って興行が成立するアーティストがどれだけいるか?

GLAYが一番有名ですが、少なくとも全国的な知名度がないと難しい。声優イベントをやったという話は少なくともここ数年聞きません。そんな中でアリーナライブって。やったらどうなるだろうか、とは一瞬思ったけど本当にやるってどないなっとん!!とまたまた驚きでした。


話を戻します。

果南ちゃんが「内浦と同じ空気を感じる」と評したシーンでハッとさせられました。


港町、というくらいでしか自分の中で結びついていなかった函館と沼津内浦だけれど、共通点沢山あった…港町で、潮の香りがして、魚がうまくて…


内浦の生き字引というくらい(言いすぎか)生まれてこのかた内浦の海で過ごしてきた果南ちゃんが言うからこそ説得力がありますよね。


先代がニューヨークで「この街って、アキバに似てるんだよ!」と言ったのを思い出します。そう感じられる感性が好きです。


このシーンで「想いは波に寄せられて」が流れるのが本当好きすぎる。

DETERMINATIONが本当に本当に大事なシーン(1stライブ初日の開演直前とか!!)に必ず流れるように。内浦の景色を想起させるシーンで流れてくる。

2ndツアー埼玉でデュオトリオの曲が始まる前にも流れてた。ずるい。

 

ラッキーピエロハセガワストア

 函館のうまいもの。やっぱりグルメは外せません。海鮮も良いですが、そんなことは知ってる。やっぱりラッキーピエロです。

ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーは日本最強のハンバーガーと信じてやみません。

マルが食べてたTHEフトッチョバーガーも良いですが、チャイニーズチキンバーガーは必修です。あとはくじら味噌カツバーガーです。

菊泉でもくじら汁が郷土料理として出されていますが、このバーガーのくじらもたいへん美味です。絶対にまた函館行くぞ。

8話で触れられなかったので不安になりましたが、9話でちゃんと出てきてくれたハセガワストアのやきとり弁当も必修です。

よしまるがそんな食べ方するん!?って感じでしたが・・・その場で焼きたての豚バラ肉に特製ダレをかけたものを米と海苔の上に載せるだけのシンプルなやきとり弁当、外せません。他にも海鮮があるわけで、あの善子ヨハネですら太るんですから多分全員太ってます。

 

公園のシーン、シーソーをギッコンバッタンと言うかギッタンバッコンと言うか決着がつかないアニメを思い出しました。ギッコンバッタンのほうがしっくりきますね。


❄雪の結晶

Saint Snowのロゴにある雪の結晶。

雪の結晶といえば・・・で思いついたのはこれとか雪印乳業とか。

北海道のシンボル(文化振興課) | 環境生活部文化・スポーツ局文化振興課


雪の結晶が使われていることには、道章の意図するところが僅かでも継承されているだろうと感じます。


さらに、雪の結晶は六角形です。

ロゴに描かれているのは八角形ですが、八角形の雪の結晶は自然界には存在しません。


理亞が「世界に一つしかない雪の結晶だから」と言った意味がよくわかります。


八角形の雪の結晶は少なくとも作中の世界では、あのスノードームの中にしか存在しないと二人は考えていたでしょう。


誰にも真似できない、これまでどこにもなかった唯一無二のスクールアイドルになる!という決意を象徴したロゴだと思います。

 

❄Awaken The Power

壁は壊せるもの、ならば山は・・・登るもの。だからHPTのドラマパートで山に登っていたのか…?

山頂への道筋を、 Saint Aqours Snowは示しました。


そして登頂したその先は。

次はどこへいこうか?


AqoursSaint Snowの二人は、別々の道をふたたび歩み始めました。


これも何度でも言いたいんですが浦の星女学院の校訓は「克己創造」です。


己に克って創造すること。


ルビィちゃんはその精神を、お姉ちゃんに勇気を与えられていたことを自覚して体現していました。


曜ちゃんにとってはお姉ちゃんがいないのが当たり前だけれど、千歌ちゃんにとってはお姉ちゃんがずっと側にいるのが当たり前だった。


ルビィちゃんと理亞も、お姉ちゃんが遠くに離れてしまって、今まで隣にお姉ちゃんがいるという当たり前が当たり前じゃなくなったことで、その当たり前に気づいた。


Awaken the Powerは、そうして克己創造を成すことで、新たなチカラが湧き上がる、知らないPowerで世界が輝いていることが分かるよというメッセージの曲という印象でした。

 

次はどこに向かうのでしょうか。

Aqoursの、そしてSaint Snowの行く先からずっと目が離せません。


 

降幡愛トークショー「長野県凱旋 降幡愛のジモトーク!!」に参加してきました

2017年10月29日に諏訪東京理科大学にて開催された、降幡愛トークショー「長野県凱旋 降幡愛のジモトーク!!」に参加してきました。
 
場所は長野県茅野市にある諏訪東京理科大学。標高900mにキャンパスが位置しているとのことで、晴天であれば絶景なところ残念ながら雨天でした。
入場は12時15分開始の予定がかなり遅れて30分押しほどに。入場時にフライヤーを受け取ったのですが…
 
ジモトークとお絵かきはもちろんですが、読み聞かせがある。珍しい企画という訳ではないのですが、思わず期待が高まってしまいました。
「みんなー、聞いてるー?」と影からアナウンスが入りイベントが開始。今回の司会の三浦さんは「みっちゃん」と呼ばれることに。事前に学生時代のあだ名を聞かれたそうで、降幡さんの個人イベントではなるべくあだ名をつけるポリシーがあるようです。
 
イベントには欠かせない注意事項では、今回のイベントでは観客の皆さんにご協力いただいて、壇上に上がってもらう場合があるとアナウンス。
以前似たようなことを別のイベントで体験していますが、これが本当に緊張するのです…
 
「みんな雨の中来てくれてありがとうございますですよー」と気遣いの言葉がありがたく沁みる中、
"長野県出身声優、降幡愛です!"と強調した自己紹介でした。今回、地域及び学内向けの優先枠が設けられたのですが、挙手をしている地元の方はおおよそ3割くらい(MCでは3〜4割との発言)でした。
恒例の一番遠い人は北京から来た人がいました。最近はアジア圏は決して珍しくなくなってきましたが、欧州・北米あたりからとなると凄い、と思ってしまいますね。
個別のコーナーに入る前にいくつか質問がありました。
 
Q.自分が学生時代の時はどんな感じだった?
A.地味っ子だった。模擬店もあんまりやらず。それよりは部活の方が忙しく、高校時代は保育士を目指してボランティア部に入っていて、実際に幼稚園とか保育園に行って子供のお世話のお手伝いをしていた。その他、学祭では手話をステージでやったりしていた。
 
放送委員に入っていたことは7日開催のイベントにて話されていましたが、また別の活動も明らかに。
あんまりと言いつつも、中高で模擬店の経験はあるらしく
「模擬店でなに食べたのー?」と観客に問い、様々な答えが帰ってきつつも「豚汁おいしいよねー。あったまるよ」等拾って返すなど、こちら側に振ってくれるありがたさがありました。
 
また、今回久しぶりに長野に帰ってきて、「長野の冬は本当に寒いって改めて思いました」とのこと。
同時に「長野の寒さは痛い寒さ」、「中高は自転車通学で、前髪が凍って白くなっていた」とも話しており、寒冷地に住んだことのある人にとっては
シンパシーを感じる内容を語っていました。
ここからは個別のコーナーについてです。
 

☆ジモトーーーーク

「僕たちはふりりん大好き芸人です!」との号令で始まったコーナー。タイトルは説明不要ですね。出てきた質疑応答を書き連ねます。
 
1.最近寒さが厳しくなってきたが、これをやらなきゃ冬が始まらないというイベントは?
→コートを買う。上京前はこたつをおろしたら冬の始まりだったが、上京後は部屋のスペースの関係なのでなかなか入れられない。なのでコートを新調する。
 
2.一番のおふくろの味は?
→肉じゃが、よか母のお弁当。母はめちゃくちゃ料理がうまくて、たまに帰省した時にお弁当を作ってくれる。
「電車の中でちょっと泣いたよね」
高校の時も作ってくれていて、専門学校時代もたまに帰省した時には玉子焼きをオーダーすることがあった。
 
3.ウィンタースポーツは得意か?
→スケートを小学校、スキーは中学校でやってた。
(諏訪地域の人からも同じだったとの首肯)
ハの字(ボーゲン)が苦手だった。スケート靴の選び方もわからず(スピード?フィギュア?)、ウィンタースポーツは得意ではなかった。
今やるなら、スケートボードスノーボードをやりたい。お父さんが小さい頃にスキー場に連れて行ってくれた。
 
ここでスノーボードスケートボードと言い間違えてしまい、「たまに間違えちゃうんだよねー」とフォローを入れる場面も。
さらに椅子でリフトの乗り方を再現し始めたりと、終始自由な振る舞っている様子でした。
 
4.地元ならではのおすすめお土産は?
→渋めのものが好き。松本一本ネギの佃煮がおすすめで、ごはんに合う。酒のアテにもいい。あと、イナゴ♡
 
イナゴを食べたことがあるか?と観客に質問すると、2〜3割の挙手が。
「長野県民は食べるよねー」と納得し、蜂の子も食べる(クリーミーで美味しい)とも。とある人がラジオで同じものを食べていたのを思い出しました。
司会の三浦さんもイナゴを食べさせられたが、「意外と美味しい」という感想でした。某番組でイナゴを食べてから色々言われたものの、それが当たり前という認識のようでした。
 
5.長野のおすすめスポットは?
→今年初めに友達とイチゴ狩り、その近くのSUWAガラスの里でトンボ玉を作って、それを元にアクサセリーを作った。併設されているレストランもパン屋もいい。
 
質問者がカップルだったのでデートスポットによい、という趣旨でした。
 
6.なかなか高校受験に集中できない。どうすれば?
SFCのイベントで出てきた3人で住んでいる、との話がここでも。
前述のイベントでは、よく兄妹とケンカするという内容でしたが、実は兄妹と話すことがリフレッシュになっていて、それは上京してはじめて兄妹のありがたみが分かったから。
上京したての頃は絵を描いてリフレッシュしていた。
 
7.先日彼女にフラれた。喝を入れてください。
→喝というか、眼鏡外した方がいいのでは。コンタクトレンズに変えてみたほうがいい。
単にリクエストに応えて喝を入れるのではなく、質問者が良い方向に持っていけるようなアドバイスを回答するのがすごいと思いました。
 
☆ふりりんお絵かきですよ
これが冒頭に記した「観客が壇上に上がる」コーナーでした。
司会の三浦さんが千歳出身だからなのか、タイトルとルールが
STVどさんこワイド」内の名物コーナー「奥さんお絵かきですよ」そのものだったのですが、会場で気づいている方は殆どいないように見受けられました。
ルールは観客が壇上に上げられ、60秒以内に降幡さんが書いた絵のお題を当てるというもの。正解するとサイン色紙がもらえると。
お題は以下の通りでした。
 
1.君の名は。(立石公園など、近くに舞台がある)
「難しくないこれ!?」と言いつつも、めっちゃ絵が上手い。
回答2回で正解でした。
 
2.アルクマくん
新田恵海さんのTwitterを読んでいればまず分かる設問だったものの、分からなければ類推が困難なお題でした。これも上手い。回答者が名前がわからず、クマが元になったと分かった時点で正解に。
 
戦国BASARA?の真田幸村を描く。(もしかしたら別のゲームかもしれません)。「御館様ー!!」と言いたかっただろうところを「幸村殿ーー!!!!」と答えを叫んでしまう。スクフェスミニ感謝祭のバスケットボールといい、「たまにやっちゃうんだよねー」と弁解するのが流石でした。
 
4.イナゴ
イナゴはおばあちゃん家で食べた、というトークが前にあったので、イナゴではなくおばあちゃんを描いて一発正解でした。
 
☆読み聞かせ
今回の絵本は「おばけのケーキ屋さん」という絵本でした。
pixivに投稿されたものが書籍化された絵本。
マイクとカメラのセッティングが終わり、照明がスポットライトを残し暗転すると、ゆっくりと朗読が始まりました。
結果だけいうと、涙してしまいました。あらすじはここでは書きませんが、おばけと女の子の演じ分けも自然で、あまりの感情の入りぶりに朗読中に涙する場面も。それだけ感情が豊かであることの証明でした。
降幡さんはそのせいでたまに噛んでしまっていた、と後に話していたのですが、こういったナレーション、朗読に力を入れられる人は成長するだろう、なんて根拠のないことも思ったり。でもそう思わされてしまうほど、素晴らしかったということを伝えたいです。
 
☆エンディング
「未来の僕らは知ってるよ」の告知、TVアニメ「ラブライブ!!サンシャイン!!2期放送中の告知。
4話放送直後ということで、「(ダイヤちゃんが)またトレンド入りしてた」と得意げに語っていました。親愛なるおねえちゃん。
続いて連載を持っている雑誌「フォトテクニックデジタル」の告知。浅岡さんが当選していたらどうなっていたのか…
 
続いて実行委員会から、司会と二人に花束の贈呈。
裏のスタッフまで巻き込んだ記念写真の撮影。
Instagramのストーリー用の動画撮影など盛りだくさんでした。
 
さらにここで、企画してくださったOBOG会長のカタガイさんからの挨拶。どれだけの熱意をもって取り組んできたのかというばかりに、涙で言葉を紡げないほど。
※以下、記憶をもとに書いています
 
諏訪東京理科大学は、平成30年8月から公立化します。公立化すると、今までの同じやり方、同じようなイベントは、もしかしたら今後はできないかもしれない。
私事になるのですが、理大祭の実行委員をやってきた時から、いつかこの教室をいっぱいに出来るようなイベントがやりたいと思い、以前から活動してきました。私自身は今はもう社会人ですが、今こうして、7年越しに夢が叶いました。
本当にありがとうございます。
 
まさにラブライブ!そのものだ。と思いました。
 
それに続き、三浦さんが
 
今日のイベント楽しかったかー!みんなが楽しいって言ってくれないと、2回目はないんだ!と熱く語り。
 
最後に降幡さんからのメッセージ。
 
今回の学祭イベント、みなさんのあったかいところが伝わってきたし、スタッフにとても熱意があって、熱い。こんな天気だし、みなさんにこんなに来てもらえると思わなかった。
私自身をラブライブ!サンシャイン!!の黒澤ルビィ役で知ってくださった人も多い。そんな中でも、一人の声優として見てくださる人もちゃんといるし、そういう人はみんなあったかい。これからもみんなをもっともっと驚かせていきたい。私自身は駆け出しのひよっこひよっこな新人声優だけど、これからもついてきてくれますか。
 
こうしてイベントは無事終幕しました。
一言で言うと、「地元愛に溢れたイベント」であったと思います。
企画のカタガイさんはじめ、スタッフが実現に向けて動いてくださったこと。
改めてこうしたイベントを開催してくださったスタッフへ感謝の意を述べたいです。
本当にありがとうございました。
また、来年も是非やってほしい、そう思っています。

「君のこころは輝いているかい?」という問い

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~の映像を観終わりました。語りたいことが多すぎるのですが明日がもう埼玉公演なので、風邪でぶっ倒れていた時にザッと書いたものをちょいちょい手を入れて置いておきます。

 

◎◎◎◎◎◎◎◎◎

 

Aqoursにとって大切なデビューシングルである「君のこころは輝いてるかい?」(以下、君ここ)。

この曲名は、Aqoursのことを少しでも知ってくださっていれば耳にしたことのあろうフレーズだし、ライブではたくさんの人が"Yes!!"とコールしている曲。

 

君ここを聴くたびに色々な感情がごちゃまぜに襲ってきます。

そのごちゃまぜを少し整理してみよう、なんて思い立ったので書きました。

一つ目は、今のAqours自身がこの問いに対して"Yes!!"と答えていることに対しての感情。

2016年1月11日に開催された「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours スペシャル課外活動 みんな準備はできてるかい?~せーのでSUNSHINE!!~」にて、初めて披露された3曲のうちのはじめの1曲が君ここ。

休む間もなく3曲を踊り切って、9人の表情は練習を積んだ結果達成感に満ち溢れていて、でもやっぱり息切れが激しくて。初めて映像を観たのが、僕が初めてAqoursのライブを目の当たりにして2ヶ月後のことだったのですが、そこからは想像もつかないくらい、一つ間違えてしまえばすぐ全体が崩れてしまいそうな脆さがあって。

だから半年でどれだけの練習を積んできたか、聞かなくても単純に「すごい」という感情が先行していました。
しかもそこから更に積み上げて、2月には1stライブを横浜アリーナで。そしてあっという間に1stライブが終われば、今度は8月から2ndライブツアーやっちゃう!なんて言うのです。

また半年の間が空いて、いざ参加した名古屋公演では、「今日披露されるなんて」と驚きしかない曲が結構あって、でも全ての曲に対して抜かりないダンス・パフォーマンスをぶつけてきました。

それだけ激しいダンスをやってのけた後で披露された君ここでさえ、全員すーごい笑顔でした。
楽しんでる!ことが全身から伝わってきました。

これまで全力で駆け抜けてきて今このステージの上で、"私たち、輝いてる!!"ことを体感できるほどに「輝くって、楽しむこと」そのもので。

だから何がきっかけか分からないのに、涙が溢れてくる。ある人はそれが「Pops Heartで踊るんだもん!」だったりするし、またある人は「サンシャインぴっかびか音頭」であったり、また別の曲であったりする。

おそらくそれは、それぞれの曲でAqoursが積み重ねの上に体現したあれこれが、Aqoursの9人のこころが今この瞬間に!輝いていることの証明になっているから。
尊い」と一言で表現できてしまうものの正体のかなりの部分はおそらくこれ。言葉より多く伝わるような、色々な涙がある。

 

それが一つ目。

 

でも、そうした輝きを目の当たりにした時に、僕が目を背けてきた感情があって。

二つ目は、一つ目の感情を受けて、では「君のこころは輝いてるかい?」という問いに対して、今の自分はどう答えられるだろうか?ということ。

TVアニメ1期13話で、高海千歌ちゃんが会場全体に向けて「みんな、一緒に輝こう!!」と叫び、TVアニメ第1期が「君のこころは、輝いてるかい?」というセリフで締められたことの意味。

高海千歌役の伊波杏樹さんは、君ここを歌うその前に、1stライブで「みんなで(いっぱい)歌ってください」と言い、2ndライブで「知ってる人は歌ってください」と言いました。

現地でライブに参加するくらいなのだから、熱心な人が集まっているし、君ここの、特にサビの歌詞はスッと出て来る人が大部分でしょう。
みんな知っているはずなのです。

でも思い返してみると、歌ってる人、あんまり居なかったんじゃないかと。歌ってくださいと言っていたのだから、歌うことを躊躇う場面ではないはず。

最近話題にもなったように、やっぱり大声で歌うのは迷惑だからと。他の人がこうだと断言できるものはありませんが、案外そんなものかもしれない。

ここではあくまで自分がどうだったかということを書きます。
歌ってください、と言われた時に自分がどうだったか。
思い返してみると、

歌詞が出てこないということはなく。
あまりにラブライブレードを振るのに夢中だったということもなく。
MIRAI TICKETの後だったから身体が動かないなんてこともなく。
上に書いたように単に歌うと迷惑だからというのは多少あっても自分にとって決定的ではなく。

では、ふと口ずさむ程度でも口に出す、口に出さずともこころで思い浮かべることを実行した時にどうなるか。
ライブ会場に限った話でなく、どこでも同じ。どうなるか?

 

その時、「君のこころは輝いてるかい?」という曲は常に、僕にあなたに問いかけてくるのです。

 

今、この瞬間、僕のこころは輝いているだろうか?

 

ライブの最中なら、"Yes!!"と答えて然るべき所なのでしょう。

だって「輝くって、楽しむこと」だから。

ライブに関しては全力で楽しんでるって胸を張って言える自信がある。

 

なら、それ以外の場所では?

 

ライブが終わって、夜が明けて、ハレの日からケの日へ移ろいゆく時、同じ問いをされて同じく"Yes!!"と答えられるのか?

という問いに至った時、やっぱり素直に"Yes!!"と答えられなくて、ふと思えば何年も前から同じことを考えてて、でも言葉にできないんじゃなくて、言葉にしてこなかった、したくなかっただけなんだと。
ラブライブ!はずっとずっとずーっと同じメッセージを投げかけていたのに。

μ'sやAqoursは短期間で見違えるようにパフォーマンスを進化させたのに、その間自分は何かアクションを起こしてきたのか?何年も前から何も変わってないんじゃないのか?そんな状態で本当の本当に輝いてると言えるのか?ということを。
そこには後ろめたさが確かにあったのです。

以上が二つ目。

 

君のこころは輝いてるかい?」と問われた時に、自分自身に問いかけた時に、いつでも正直に"Yes!!"って答えられることはやっぱりすごいと思っています。

「これからお互いがんばろうよ」と寄ってくれるAqoursの皆さんは本当にあったかいって思うし、そのおかげで頑張っていられたし、これからも頑張らないとなって思わされる。

 

そう共感してるうちは未熟なのかもしれない。
ならせめて正直に"Yes!!"と言えるくらい納得できるように。
Aqoursとみんなで叶える物語」「あなた(10人目)と叶える物語」があるならば、

そこにはもう一つ、「あなたが叶える物語」がある。
そう思ってやっていく。

 

黒澤ダイヤ役の小宮有紗さんは1stライブの最後に「(私たちを)これからも助けてくれますか」と問いかけました。

一人ひとりに、自分だけのラブライブ!があるということ。

 

終着駅、埼玉公演はもう、すぐそこ。
今この瞬間に、Aqoursはさらに先へ進もうとしています。

くまのがっこう&ふうせんいぬティニーを観てきました

タイトル通りです。ネタバレあります。

本日公開のこちらの作品、アニサマ1日目が開演するまでに時間があったので、新宿バルト9にて鑑賞。

公開日とはいえ平日朝一番の回だったので、観客は10人もいませんでした。そんな状況でしたが…


…思わずボロ泣きしてしまいました。


ジャッキー役の逢田梨香子さんが主演で、パンフレットのインタビューでも自分を「ジャッキーと正反対のタイプ」と断言するだけあってジャッキーの無邪気さ(最初の歌めっちゃ可愛い)を表現するために苦心していたとか。

共演者としてジャッキーの相棒たるミンディ役の東山奈央さんがアフレコの時に逢田さんのことを色々と熱心に指導してくれたとか、そんなエピソードも良いなと思いつつの鑑賞だったんですけど。

それはひとまず隅に置いといてですよ。


何よりスクリーンに表現されていた世界が輝きに、光に、笑顔に満ちていたんです。

あと、優しさ!!優しさ!!


輝いてるな、と思ったシーンは沢山あるけれど、花丸のカットで耐えることができませんでした。

ミンディのおばあさんが過労で倒れてしまい。スイーツコンテストに出るのは無理だと悲観的になっているところに、ミンディに受け継がれたスイーツ魂が燃え上がって。

そうしてくまのがっこうの12頭とおひさまの下で楽しく作り上げたスイーツにはまなる💮をつけてくれた。

スイーツコンテストで優勝したことよりも何よりも、自分が今の道を歩むきっかけになった人(それがたとえ親であろうとなかろうと)に褒められて喜ぶ姿もだし、ただ言葉で伝えるだけでなく形にしてくれるおばあさんの心遣い、優しさに、打ち震えるほかありませんでした。


枕元にあるミンディの祖父母の写真に気づいた方も多くいらっしゃることでしょう。

ミンディのおじいさんが手作りしたスイーツランドには、おそらく何十年分もの思い出が詰まっていて。言葉にしなくたってそれはミンディにも伝わっているから、スイーツコンテストに出る!と一心発起したジャッキーとミンディの笑顔に導かれて、健気に動き回るくまたちの姿。楽しむことで輝いてる。


スイーツコンテスト以前に、スイーツを作ることそのものを楽しんでる姿が本当に良かったんです。


話の流れはおそらく1時間半くらいの尺でも出来るものを、40分にギュッと濃縮してました。濃縮果汁なので余分な説明がバッサリと切り捨てられていて、とっても観ていて心地いい。

パンケーキとかあっという間に完成していたし。

でも先ほど書いたような、大切なシーンはしっかり尺を取ってるんですよね。


巨大パンケーキから小さいパンケーキがいっぱい生成されてるの、夢ですね。

なんで!?って思うことが沢山あったけれど、もう何でもありでした。


同時上映のふうせんいぬティニーもなかなか狂気を感じるところがありました。でも、めっちゃ面白かったです。


それこそ、なんでふうせんなのか、ふうせんが割れたらどうなってしまうのか、子供向けなのに青天の霹靂とかSustainable(全然持続性がないから多分適当に使ってる)とか使ってて子供達まず???ってなってしまうよとか、ザウルスの記憶が2秒しか持続しなくてヤバい、とか挙げればツッコミ疲れしてしまうほど。


一番印象に残ったのが、リオンがケロンに言い放った

「他人がどう思うかより、自分がどう思うかだろ!」

という言葉でした。

身につまされるものがありました。


2作続けて観て、もっと自分の気持ちに正直になろう、家族をもっと大切にしよう、楽しむべきところでは今を全力で楽しもう、なんてことを思いました。


書き殴りになりましたが、また思い付いたら何か書こうと思います。


映画をつくってくださったキャスト&スタッフのみなさん、ありがとうございました。