くまのがっこう&ふうせんいぬティニーを観てきました
タイトル通りです。ネタバレあります。
本日公開のこちらの作品、アニサマ1日目が開演するまでに時間があったので、新宿バルト9にて鑑賞。
公開日とはいえ平日朝一番の回だったので、観客は10人もいませんでした。そんな状況でしたが…
…思わずボロ泣きしてしまいました。
ジャッキー役の逢田梨香子さんが主演で、パンフレットのインタビューでも自分を「ジャッキーと正反対のタイプ」と断言するだけあってジャッキーの無邪気さ(最初の歌めっちゃ可愛い)を表現するために苦心していたとか。
共演者としてジャッキーの相棒たるミンディ役の東山奈央さんがアフレコの時に逢田さんのことを色々と熱心に指導してくれたとか、そんなエピソードも良いなと思いつつの鑑賞だったんですけど。
それはひとまず隅に置いといてですよ。
何よりスクリーンに表現されていた世界が輝きに、光に、笑顔に満ちていたんです。
あと、優しさ!!優しさ!!
輝いてるな、と思ったシーンは沢山あるけれど、花丸のカットで耐えることができませんでした。
ミンディのおばあさんが過労で倒れてしまい。スイーツコンテストに出るのは無理だと悲観的になっているところに、ミンディに受け継がれたスイーツ魂が燃え上がって。
そうしてくまのがっこうの12頭とおひさまの下で楽しく作り上げたスイーツにはまなる💮をつけてくれた。
スイーツコンテストで優勝したことよりも何よりも、自分が今の道を歩むきっかけになった人(それがたとえ親であろうとなかろうと)に褒められて喜ぶ姿もだし、ただ言葉で伝えるだけでなく形にしてくれるおばあさんの心遣い、優しさに、打ち震えるほかありませんでした。
枕元にあるミンディの祖父母の写真に気づいた方も多くいらっしゃることでしょう。
ミンディのおじいさんが手作りしたスイーツランドには、おそらく何十年分もの思い出が詰まっていて。言葉にしなくたってそれはミンディにも伝わっているから、スイーツコンテストに出る!と一心発起したジャッキーとミンディの笑顔に導かれて、健気に動き回るくまたちの姿。楽しむことで輝いてる。
スイーツコンテスト以前に、スイーツを作ることそのものを楽しんでる姿が本当に良かったんです。
話の流れはおそらく1時間半くらいの尺でも出来るものを、40分にギュッと濃縮してました。濃縮果汁なので余分な説明がバッサリと切り捨てられていて、とっても観ていて心地いい。
パンケーキとかあっという間に完成していたし。
でも先ほど書いたような、大切なシーンはしっかり尺を取ってるんですよね。
巨大パンケーキから小さいパンケーキがいっぱい生成されてるの、夢ですね。
なんで!?って思うことが沢山あったけれど、もう何でもありでした。
同時上映のふうせんいぬティニーもなかなか狂気を感じるところがありました。でも、めっちゃ面白かったです。
それこそ、なんでふうせんなのか、ふうせんが割れたらどうなってしまうのか、子供向けなのに青天の霹靂とかSustainable(全然持続性がないから多分適当に使ってる)とか使ってて子供達まず???ってなってしまうよとか、ザウルスの記憶が2秒しか持続しなくてヤバい、とか挙げればツッコミ疲れしてしまうほど。
一番印象に残ったのが、リオンがケロンに言い放った
「他人がどう思うかより、自分がどう思うかだろ!」
という言葉でした。
身につまされるものがありました。
2作続けて観て、もっと自分の気持ちに正直になろう、家族をもっと大切にしよう、楽しむべきところでは今を全力で楽しもう、なんてことを思いました。
書き殴りになりましたが、また思い付いたら何か書こうと思います。
映画をつくってくださったキャスト&スタッフのみなさん、ありがとうございました。